2011年08月11日
魔法の言葉
ありがとう
参考:酒井とし夫の商売心理学
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『ありがとう』と『ごめんね』、『すみません』 これらはどれも同じような場面で使います。 扉を押さえて待ってくれた人に、私は『すみません』と言うことがありますが、言われる側になってみるとどうでしょう。 どちらを言われたら『お役に立ててよかったな』と思うでしょうか? また晴れ晴れした気分になるでしょうか? 『ありがとう』は、感謝の気持ちからでることばです。
ありがとう。 私の好きだったおばあちゃんの口癖は『あたしゃ幸せだよ。ありがとうねえ。』 いつも、いつも、ありがとう!と言ってくれました。 だから、私はとてもウレシかった。ちょっとだけおばあちゃんの人生の中で役に立てている気がして嬉しかった。 私の尊敬するビジネスマンのNさんは、コーヒーショップやコンビニで丁寧な店員さんを見つけるとすぐに『あなたは仕事が丁寧だね。ありがとう。すごく気持ちがいい。』と口にします。 そう言われた店員さんは恥ずかしそうにテレながらも、嬉しさが顔ににじみ出ています。
うちのカミサンもすぐ『ありがと~!』と言います。 母がマヒした手でテーブルの片づけを手伝ってくれると、すぐに『ありがとう~』と言います。 だから、気難しい母も嬉しそうな顔をします。 先日、ある会社の社長さんと話したときのこと。 その会社では新入社員が初めての給与をもらったら必ず次のことをしてもらうのだそうです。
お父さんとお母さんの前に正座して、こう言うのだそうです。 『お父さん、お母さん、私は初めての給与を頂くことができました。お父さんとお母さんに感謝します。生んでくれてありがとう。』 お父さん、お母さんはとても喜んでくれる。それはそうだ。 その話を聞いただけで私は感激。
ありがとうって、不思議なことばだね。 たった5文字なのにどんな言葉よりも力がある。 思いのたけを延々と一日中話しても、心をこめたありがとうの言葉にはかなわないかもしれない。
ありがとうはどんな言葉よりも人を喜ばせるし、やる気にさせる。 そして、口にした人も言われた人もウレシくなる。 また、頑張ろうって思わせてくれる。
サンキューでもない、謝謝でもない、ダンケでもない、オブリガードでもない、メルシィでもないやっぱり『ありがとう』だ。
お客さんにも、家族にも、社員にも、スタッフにも、隣近所に人にもありがとう。
今日も商売と仕事ができている。 本当にありがとう。
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「もう怒らない!これだけで子どもが変わる魔法のひと言」は子育てをするご両親のために、子どもが笑顔になる、家庭がハッピーになるアドバイスと言葉が凝縮された本です。 私には子どもがいませんが、この本を読みながら「『こども』と書かれている部分を『部下』や『取引先』『スタッフ』に置き換えると、部下を持つ社長や幹部の社員教育にも役立つ本だなあ・・・」と思いながら読み終えました。 本書ではほんのひと言で子供の心が変わる言葉がたくさん紹介されていますが、これらの言葉は大人同士の良好な関係構築や円滑なコミュニケーションを行なう場合にも役立ちます。子育て中のご両親や職場や取引先と良好な人間関係を築くことに興味のある方におススメです。
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